どうも、やまちゃんこ鍋(@yamachan_konabe)です。
沖縄県では、2019年2月24日(日)に辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票が行われます。
この記事を書いている翌日です。
はじめに断っておきますが、僕は普段、まったく政治には興味ないし、そのような知識もありません。
参考までに僕の個人的属性をお伝えしておくと、
- テレビのニュース番組、ワイドショー、新聞は全く見ない。見るとしてもワイドナショーで松ちゃんの意見を笑いながら聞いてるくらい(笑)
- 情報はもっぱらインターネットで仕入れることが多いが、興味のあるニュースはITやテクノロジーの分野に偏っている。あと、ゴシップとか(笑)
こんなしょうもない人間なので、正直、政治や基地問題より、明日のご飯のことを考えていたいです。
※沖縄の美味しいご飯屋さんを紹介する記事も書いているのでよかったら読んでね。
しかし、沖縄県在住のため、周りには基地問題に対して強い意見を持っている方もいたりします。
そして、沖縄県はこんな僕にも明日の県民投票の投票権をくれるみたいです。
こんな無知なやつに投票させるなんて、正気かよ?!(笑)
適当に投票するのも、投票しないのも、周囲の基地問題について真剣に考えている方に対して、不誠実な気がしました。
というわけで、良い機会だから、沖縄の基地問題、辺野古基地移設について学んでみようと思ったわけです。
僕のできる範囲で学んでみてから投票することで、大人としての責任を果たした感を出して真剣に考えている方への罪悪感を和らげようとしているだけですが….
政治や宗教の話は、ネットではタブーと言われていて、こんな記事を書くのはどうなの?ともちょっと思うのですが、僕はこの記事で、自分の政治的な主張がしたいわけではありません。
政治に無関心(僕のような人をノンポリって言うのかな?)で、知識もない人間、ホントに右も左も、右翼も左翼の意味もよくわからない人間が、こんなことをこんな風に学んだよって事実を伝えたいだけです。
僕の当初の辺野古基地移設に対する考え
最初に、県民投票に向けて基地問題について真剣に考える前の辺野古基地移設に対する僕の考えを書いておきます。
普天間基地は住宅街の中にあって、さすがに危険なので移設した方が良いと思う。
沖縄県外に基地を受け入れてくれる場所があるなら、それが沖縄県民の基地を減らしたいという民意も汲めて良いとは思うが、実際に受け入れてくれる場所はないだろうし、候補地をあげて、その地への基地移設を交渉、調整するのに、さらに時間がかかるだろうし、候補地での住民による基地移設反対運動が起こらないとも限らない。
であれば、同じ沖縄県のなかで、早期に普天間のリスクを軽減するために、辺野古が肩代わりしてもらえないかなというのが、現状での僕の考え。
これが基地問題について、特に深く考えることなく生きてきた人間の考え方かと参考程度に見ていただければと思います。
上記のような考え方ですが、もちろん、辺野古の住民の方には、申し訳ないですが…という気持ちはあります。
誰でも自分のところに危険だと言われているものがイヤですもんね。
どこに移設するにしても、それなりに相応の対価は払ってあげてねとも思います。
僕はこのような考えを持っていたので、どちらかといえば基地移設に賛成なわけです。
じゃあ、どのように基地問題について学ぼうかと考えた時に、
基地移設反対派の主張が聞きたいなと僕は思いました。
僕とは違う考えの方々が、どのような理由で基地移設に反対しているのかを知れば、総合的に判断できるかなと考えたからです。
リアルの知人には基地移設反対派の意見を持つ方もいるのですが、正直、リアルの場で議論したり、話を聞くだけの知識は僕は持っていないし、なにより、政治の話でリアルの人間関係が壊れるのは困ります。
政治の話はタブーと言われているのは、交わらない価値観をもっていた場合に、いざこざに発展してしまう可能性があるからだと思います。
政治のような国や県が抱えている大きな問題より、個人の目先の問題の方が僕のような一般ピーポーには重要なことなのです。
そこで、基地移設反対派の主張を聞くために、僕が利用したのが「うちなーありんくりんTV」というYouTubeチャンネルでした。
うちなーありんくりんTVについて
「うちなーありんくりんTV」については、こちらの記事にまとめています。
僕が伝えたいこと
僕はこの1週間、人生ではじめて真剣に基地問題について、自分なりに考えてみました。
常日頃から、基地問題について真剣に考えていらしゃる方からしたら、そんな短い期間でなにがわかるのと思われる方もいるかもしれません。
ただ、そのなかで感じたことを書かせてもらいます。
「うちなーありんくりんTV」の動画をみて、辺野古基地建設反対派の主張について学びながらも、自分の考えがどちらかの主張に染まりすぎるのは望ましくないと考えていたので、動画についている全てのコメントに目を通しました。
特に動画投稿者のYuzoさんの主張に対して反対意見を持つ方のコメントを重視して読みました。
もちろん、きちんとしたエビデンスを提示して、建設的な意見を述べている方もいらっしゃるのですが、ただの暴言としかいえないような言葉もたくさんありました。
そのような暴言コメントの中に埋もれている、真っ当な主張を見つけるのは苦痛な作業でした。
なんで同じ日本人同士が、こんなに罵り合っているのだろう。
そう感じてしまうことが、僕にとっては一番つらかったです。
また、理路整然とわかりやすい説明をしてくれる動画投稿者のYuzoさん自身も動画の中で、「ネトウヨ」という言葉を用いていて、そのような方たちへの挑発ともとれるような発言もされていたので、Yuzoさんのような知的で優しそうな方でも、このような話題になると、挑発的になってしまうのだなぁとショックも受けました。(動画的なおもしろさと視聴回数を伸ばすためのマーケティング的な戦略かもしれませんが…)
このような環境だと、僕のような政治に無関心な人間は、怖くて議論に参加することができません。
そのためいつまでたっても、政治について詳しい有識者と無関心な人間の知識量の差は広がるばかりだと思います。
だから、僕は有識者の方々には、もっと優しい議論の場を提供するように心がけて欲しいと願います。
不勉強な人間の戯言ですが、心の何処かに留めておいていただければ幸いです。
最後に、僕が心に響いた「せやろがいおじさん」の言葉を紹介しておわりとします。
右と左って、敵対・対立って構図あると思うんやけど
ホンマにそうかな?
右足左足、両方動かしていかんと前に進まへんように
右の意見、左の意見、両者を取り込んでいきながら
より物事を前に進める議論って出来へんかな!?
右と左は敵じゃなくて、より良い着地点を見つける為の相棒やと思うねん!
罵り合いをやめて対立が対話に変わった時
この国にある政治のことを語るのはタブーみたいな空気感も変わっていくと思う
この国に住む人達がこの国のことについて語るのがタブーなわけがないやん
その「せやろがいおじさん」の動画はこちら。